オペ室看護師とは、手術中の医師のサポート、手術前後の患者の看護を専門に行う看護師のことです。主な仕事は、手術室で医師に器具を手渡したり、患部の処置援助したりする器械出しと、患者の術後ケアや経過観察する外回りの2つに分けられます。どちらも高い専門性が求められるため、オペ室看護師として一人前になるには最低でも3年かかると言われているのが実情です。
オペ室看護師に求められる資質の1つに、判断力や行動力に長けていることが挙げられます。オペ室看護師の仕事には、突発的な状況の変化や緊急性を伴う事態の発生がつきものです。これらに即座に対応し的確な行動を選択できないようでは、オペ室看護師として手術の質と安全性を保てません。したがって、オペ室看護師には高い判断力と行動力を持っている人が向いています。
また、医療知識の学習に対する意識が高いことも、オペ室看護師に求められる資質です。オペ室看護師には、手術の進行や手順、使用する器具の種類、用途など、手術に関する幅広く深い知識が欠かせません。これらの知識を習得するためには、オペ室看護師として一人前になるという意思のもと、貪欲に勉強する必要があるでしょう。
ちなみに、オペ室看護師として必要な知識は、医療技術の発展に伴って日々進化しています。オペ室看護師として第一線で働くには、新しい術式や知識に遅れをとらぬよう、さまざまな知識を学び続ける姿勢が必要なのです。